栃木県那須塩原市在住。ICAA認定メディカルアロマセラピストインストラクター青木由香里と申します。
自宅にてスクール・サロン業務を行っています。
アロマテラピーとの出会いは、産後偶然手に取った育児雑誌に「アロマで出産が楽だった」「アロマを使いながら育児を頑張れている」という記事を目にした時のこと。元々、香りが好きだった私はそれから直ぐに県内のアロマスクールでアロマテラピーについて学び始めました。
当初は「アロマ=いい香りのもの」「アロマ=リラックス」といったイメージしかもっていなかったのですが、学びを重ね、日常に取り入れる中で「精油の有用性」に感銘を受けたのです。次第に、アロマテラピーの有用性や可能性を多くの人に伝えたいと思うようになりました。
「ICAA」との出会いも正に同様で、ICAAの理念、メディカルアロマやMD法という手技に惚れ込んで(笑)、セラピストを取得しました。
また、私は民間セラピスト(非医療従事者)でありながら、緩和病棟に入院中の友人に「MD法」を行ったことがあります。約3ヶ月・・・色んな話をしながら、その日一番痛みや浮腫を感じる部位にアプローチしていきました。MD法ならではのタッチングの有用性や即効性を私自身、目の当たりにしました。それを実際に体感した友人からは「(浮腫が酷くて)トイレに一人で行けなかったのにトリートメントしてもらった後はトイレに歩いて行けたよ!」「痛みがすごく和らいだよ。心も安らいだよ。ありがとう!」喜びの声がメールで届いていました。
友人が亡くなった直後は「彼女のためにもっと出来ることがあったかもしれない。私がもっと経験豊富なセラピストだったらもっと彼女に喜んでもらえたかもしれない。」と、後悔の念や心残りを抱いてばかりだったのです。
その後、ご遺族経由で一通の手紙をいただきました。私宛てのその手紙の最後には「アロマの力はすごいです。ぜひたくさんの医療機関に導入してほしいです。」と、彼女の願いが書かれていました。ご遺族からも「医療の力で限界が来た時にこそアロマが必要なのかもしれないね。施術してもらった日は凄く楽だって喜んでたし、穏やかに過ごせたんだよ。本当にありがとう。」と・・・。
私は、この経験をきっかけに「MD法を求める全ての人たちに届けたい!」「医療や介護の現場にアロマテラピーを導入したい!」「多くの仲間が必要だ」と思うようになり、セラピストインストラクター取得を決心しました。
あれから11年が経過し、当スクールから幾人ものメディカルアロマセラピストが生まれ巣立っていきました。現在、在学中の生徒さまも皆一生懸命頑張っています。
卒業生セラピスト有志で「ICAAとちぎ」というグループを組み、1年に1回開催されるがん患者さまのためのイベント「リレー・フォー・ライフ」に参加したり、近隣の介護施設や子育て支援センターでMD法を継続的に提供しています。
小さなアロマスクールからスタートした私の事業は、開業から間もなく14年を迎えようとしています。
開業当初から変わらないアロマテラピーへの想いや仲間たちを大切にしながら、今後も地道に活動を続けて参りたいと存じます。